2017.02.20

もうゴルフ初心者なんて呼ばせない!フックの原因と対策と練習方法を紹介します。


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打ったボールが右ではなく、左に曲がってしまう「フック」問題。

 

今回はゴルフ初心者の難関だと言われる「フック」の原因と対策についてご紹介します!

 

なぜフックが起きるのか?

ボールの軌道が右に曲がってしまうことを「スライス」呼びますが、逆に左に曲がってしまうことを「フック」と呼びます。ちなみに、フックとは別名「ひっかけ」「チーピン」とも言います。初心者ゴルファーの悩みのひとつであるフックは、なぜ起こるのでしょうか。

 

1. クラブのフェースが左に向いているから

クラブに対してボールが当たる面のことをフェースと言いますが、そのフェースが左に向いていることがフックの原因のひとつ。フェースはグリップの握りやクラブを振り下ろした際の向きによって変わり、フェースの向きを意識しておかないとフェースが閉じたまま(体寄り)の状態になります。フェースは左に向いているので閉じたままだと、ボールは左に飛んで行っていってしまうのです。

 

2. スライスを意識してしまい、身体の重心が左向きになるから

フックとは逆の左へボールが飛んでいくこと。スライスを意識しすぎると、つい、手首や身体の重心を左向きへ意識しがちです。

 

あまりに左側に引っ張ろうとすると、リストターンと呼ばれる手首を曲げてしまう現象が起きます。手首や重心を左寄りにすることで、左側にボールが飛んで行ってしまうのです。

 

3. 持ち方がストロンググリップになっているから

ゴルフのグリップの中に「ストロンググリップ」と呼ばれる持ち方があります。これは別名「フックグリップ」と呼ばれていて、左手をグリップ奥、右手をグリップ手前に置いて握った状態を言います。

 

ストロンググリップでフックになってしまう原因は、左手がフェース方向に向くのではなく、手の平が見えるようにグリップを掴んでいるため。この持ち方をしてしまうと、手首を返しやすくなってしまい、自然と左にフェースも傾けてしまいます。

 

だからといって右側に寄せるために、体を右側に開くように立ち位置を変えてはいけません。本来、自分が持っていたフォームとはかけ離れてしまうので、気をつけてくださいね。

 

フック対策の方法とは?

原因をもとに、ここからはフック対策の方法をご紹介します。

 

手首で振るのではなく、腕全体を使って振る

ゴルフの基本中の基本。手首だけを使って振るのではなく、腕全体を使って振るとフックも直りやすいです。

 

具体的にはスイングの際に手首を曲げるのではなく、手首はそのままをキープして腕ごと振るとフェースが閉じない効果があります。フェースが閉じてしまうと左に飛んでいってしまうので、腕全体を振ることでフェースがボールと並行した形でインパクトを捉えられるのでオススメです。

 

身体の重心を左に寄せすぎない

フックはスライスを意識してしまうので、左側へ引っ張ってしまう傾向があります。その癖を無くすためにも身体の重心には気をつけましょう。

 

フックでは身体のバランスや幹をしっかりと持っておくことが大切。自らの身体の軸をぶらさない姿勢をしましょう。スイング時に自身の左側に壁があるようなイメージが望ましいです。

 

グリップの持ち手を反対にする

原因でストロンググリップでの持ち方を紹介しました。ひとつの対策の方法として、グリップの持ち手をストロンググリップとは、反対にしてみましょう。先ほどは逆に右手が奥、左手が手前になるようにすると効果的。

 

この持ち方にすると、左に引っ張ると腕や手首が詰まってしまいます。クロスハンドルグリップと呼ばれています。手首で打つことも厳しいくらいなので、持ち手を逆にしてスイングしてみるのもありです。

 

場所別に見るフックの練習方法

それではフックの練習方法を場所別に紹介します。

 

自宅

自宅での練習方法は室外と室内で分けられます。室外の場合、例えば、自宅の庭で練習を行えます。ゴルフクラブの素振りを練習しましょう。

 

室内の場合、ゴルフクラブを持って練習をするのは危険ですので、代わりにタオルなどを使って素振りをするのがオススメ。

 

スイング時のタイミングが合わせにくいかもしれませんが、構えをしっかりと確認できるので、しっかりと構えの軸を作りましょう。

 

打ちっぱなし

実際にボールが打てる打ちっぱなしは、構えからスイングまで全てを確認できます。それを活かして、インパクト時のフェースの向きなどは目で確認をしましょう。

 

フックの一番の原因になりやすいフェースの向きを、徹底的にゆっくり行います。ひとつひとつを正しいかどうかを確認しながら、実際にボールを打つと良いです。

 

シミュレーション

シミュレーターで練習をする時には、スイング時のインパクト後のボールの軌道が必ずしも合うかどうかはわかりません。シミュレーター自体が高性能だとしても、機械には大きく頼らずに、インパクト時にはフェース時には目で見ておきましょう。

 

ゴルフコース

ゴルフコースでは家や打ちっぱなしで鍛えたフックの改善策を出し切る機会です。もし、それでもプレー中に左方向に飛んでいくならば、しっかりと飛ばせる人を見ながら研究してみたり、実際に打ちながらトライアンドエラーで行いましょう。

 

またフックを直すための具体的な方法としては、自らのフォームをひとつひとつ確認すること。どこかのタイミングでフックの原因が出てくると思います。自身で自分の修正点を目で見ることで、どの瞬間にフックの原因を生み出しているか理解できますよ。

 

さらに、ゆっくりとスイングをチェックするのも練習方法として効果的。アドレス→スイング→インパクトの順番でじっくりと見直しましょう。フェースが閉じたり、身体の重心が左に寄り過ぎているのがわかります。

 

まとめ

ゴルファーにとってフックはスライスと同じように難関です。だからこそ、フック改善のための練習はしっかり行いましょう。

 

  • フックの原因を知ること
  • 自らのフックの原因と特徴を知ること
  • 実際にフックを打ちながらフォームを確認し、その場で改善する

 

以上の3つを行えばフックの改善ができます。苦手なフックを直して、さらにレベルアップしていきましょう。


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