2017.05.06

ゴルファーなら知ってる?! ティーショットの「ティー(Tee)」って何?


ゴルフをプレーするときに使うのが「ティー」です。みなさん、ティーがなぜ「ティー(Tee)」と呼ばれているのか、知っていますか?
例えば、「ティーショット」といった言葉で、よく知られていますよね。けれども、ティーの意味はよく分からないまま・・・

このページでティー(Tee)について学びましょう。ティーの意味だけでなく、ティーの由来や関連したゴルフ用語も紹介します。

ティーとは?

ボールを打ち始めるときは、台座に乗せて打ちますよね。その台座のことを、ティー(Tee)と呼びます。木製かプラスチック製の小道具で、ティーペッグ(Tee peg)とも言います。

ティーの由来とは?

結論から言うとティー(Tee)の語源は、ケルト語でhouse(家)を意味する「tigh」から来ています。
けれどもティーと何気なく呼んでいますが、実際に「ティー」という言葉の由来はどこから来ているのでしょうか?

それはスコットランドでも愛される氷上のスポーツ、カーリングのtee(色が塗られている円)に関係があります。ゴルフのショットを打つとき場合は、前のホールを中心にした1クラブほどの長さの円の内側からです。カーリングの円と通じているです。

また、当時のティーはゴルファーが砂を積み上げられて作っていました。ですので、ゴルフコースにはサンドボックスが置かれていましたし、ティーを作って汚れた手を洗うために、水とタオルも用意されていたのです。

現在のサンドボックスはショットが終わった後の、デボット(球を打つときにクラブのヘッドで削った芝の断片のこと)を埋めるためにあります。さらに、水とタオルはボールを拭くために使われています。うまく、今でも活用がされているのです。

19世紀から20世紀初頭からティーは、ゴムやコルクを使った再利用できるティーが作られました。それは地面に置いて使う形でした。現在のような地面に刺して使う形は、1892年に発明された「Perfectum」という商品が始まりです。そしてティーが広く世に出回ったのは、1921年に発売された「Reddy Tee」が最初だとされています。

日本では、1903年に国内初のゴルフコースである「神戸ゴルフ倶楽部」が誕生しました。その後、日本にもティーが広まり、使われるようになりました。

ちなみに、2004年以降はティーの長さが4インチ(10.16センチ)以下でなければならない、とルールによって決められていました。
しかし、2005年以後はゴルフクラブのドライバーヘッドが、大型化していることに伴って、長いティーが使われるようになったのです。

ティーに関する様々なゴルフ用語

ティーには関連したゴルフ用語を紹介します。

ティーグラウンド

ティーグラウンドとはティーを差す1打目の場所です。「Teeing ground」「Tee box」「Teeing box」といった様々な言い方を持ちます。

また、ティーグラウンドには明確な範囲があり、2つで1つとなっている、ティーマーカー(ティーグラウンドを決めるための目印のこと)によって決められます。
2つの外側の先端を直線で結んだラインよりも、後ろ側にクラブレングス(クラブ1本分の長さのこと、基準はドライバーの長さ)2つ分の長方形の範囲内が、ティーグラウンドとなるのです。

ティーショット

ティーショットとは、プレーしようとするホールにおいて、ティーグラウンドからの最初の1打目こと。

はじめのスタートダッシュが大切なゴルフで、重要な1打目とも言えますね。

ティーオフ

ティーオフとは、ゴルフ場の最初のホールでティーを使って、ゴルフボールをティーアップして打つことです。初心者にとっては、ゴルフのスタートを切る瞬間で、一番緊張する場面でもあります。

ティーアップ

ティーアップとは、ティーショットをするときにボールをティーに乗せることです。各ホールの1打目という意味も表します。ドライバーショットの場合は、高めのティーでセットします。一方で、アイアンなどでは低くめのセットをします。

まとめ

ティーに関することをたくさん紹介しました。まとめると、

・ティーとは木製またはプラスチック製で、ゴルフボールを載せる台座のこと
・ティーとはケルト語で家を意味する「tigh」が由来
・ティーに関連した用語は多くあり、ゴルフには欠かせない道具

ゴルフにとってティーは大切な道具です。知識として覚えておくと、より一層、ゴルフを知れるのでプレーが上達できますよ。


ゴルフ場へ行こう

ゴルフライフを楽しむためのおすすめゴルフ場をご用意いたしました。

この記事を読んだ方におすすめの記事

▲ PAGE TOP