ゴルフのスコアを上げるためにゴルフの技術向上はもちろん大事です。しかし、「身体」だけではなく「頭脳」も鍛えてフル活用すれば、もっとスコアは伸びます!自分が描いた目標スコアを取るために、戦略的にプレーを進める「コースマネジメント」について、ぜひ学んでみましょう。
コースマネジメントは「ベストショットを考えること」
コースマネジメントは、自分がいま置かれている状況(ボールの位置・コースの特徴・風向き・自分のスキルなど)を考慮したうえで、その状況に応じたベストショットを考えることを指します。自分の目標スコアを設定し、そのスコアを実現するための各コースの打数を逆算、そして、その打数を実現するための各ショットを考えることで、着実に目標達成に近づくことができます。
コースマネジメントが必要なポイント
目標から逆算した各ショットの打ち方を考えることが、コースマネジメントの大切なポイント。それでは実際に、各場面で必要なコースマネジメントの考え方をお伝えします!
まずは出だしの「ティーショット」を大切に
1打目は「遠くに飛ばしたい」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、やみくもに遠くに飛ばそうとするのはNG! 大切なことは「2打目への意識」です。1打目の飛距離が短くてもかまわないので、2打目が打ちやすそうな場所を狙って打ちましょう。そのためには、OB・バンカー・木々の位置をしっかり確認して、目標箇所までの飛距離を考えたクラブ選びを。
グリーンを狙う時の注意点
この時はアイアンを使います。グリーンのどの位置に落とすかでパットの難易度が大きく変わることを頭においておきましょう。まずはグリーンの特徴、傾斜を確認します。下りで難しくなりそうなラインには落とさないように注意して、確実に目標の打数で入れられそうな場所はどこか考えてみて下さい。
「パット」は必ずしも1打で決める必要はない
グリーンにのった後は、できればパットは1打で決めたくなるもの。もちろん、1打でのカップインを狙ってもOKです。ただし、思い切ったショットで狙いを外して3打4打と打数を伸ばすよりは、2打で確実に決めるための打ち方の方が賢明な場面もありますよね。ここでも打ち方の選択肢がいくつかあることを覚えていて下さい!
メンタルケアも大切なコースマネジメント
緊張や不安は力みやミスショットを誘発するので、自分をリラックスした状態にもっていくことも大切なコースマネジメントになります。
「スペシャルショット」を打つよりも大切なこと
遠くに飛ばしたい、グリーンオンの際ピンの近くに寄せたい、パットは1打で決めたいなど、1打に高い理想を持ちすぎると力が入って逆にミスショットになってしまったりします。
4打でもカップインを目指そうと力んだ結果、7打を費やしてボロボロのスコアに。そんな状況を避けるためにも、確実に5打でカップイン、パーを狙うなどして、身の丈にあった戦略を立ててプレーを進めることが大切です。
目標打数を考えたうえで「ここは2打でもOK」「このコースはパーでも大丈夫」など余裕を持てるところは持っていると良いでしょう。もしかすると、気持ち的にのびのびとした状態でショットを打った方が、スコアは伸びるかもしれません。
18コースもあれば上手くいかないコースもある
中には、想定したコースマネジメント通りの結果にならないコースも出てくるでしょう。しかし、そこで動揺しなくても大丈夫!逆に全てのコースで上手くいく可能性の方が低いわけなので、次以降のどのコースでいかに挽回していくか、頭を切り替えることが大切です。これは、ミスショットのあとも同じことが言えますよ!
戦略的なプレーで目標達成を狙おう!
「とにかく少ない打数でカップインしよう!」と抽象的な目標を立てるよりも、自分の理想の打数を考えて、コース毎に何打でカップインするのか、自分なりに目標を立ててチャレンジする方が、自分の満足のいく結果が出そうですよね。そのためにはぜひコースマネジメント!戦略的プレーで、確実に目標達成してしまいましょう!