ゴルフを始めてから、まずはゴルフスクールや打ちっぱなしに通って練習を重ねてきた方にとって、「コースデビュー」というのは1つの念願の機会! 実践で自分の実力を試したり、更なるスキルアップを目指したり、考えるだけでわくわくしそうです。
しかし、初めてコースを回るときには、分からないことや困ることもきっと出てくるでしょう。そこで、コースデビューまでに「これはしておきたい!」という準備と心得をこちらでご紹介するので、ぜひ参考にして下さい!
コースデビューまでに必要なスキルは?
コースデビューの前に気になることは、「どれくらいのスキルや知識が身についたら、コースデビューしても大丈夫?」という点があるかと思います。項目毎に、必要なスキルを確認していきましょう。
4種類のショットの打ち分け
実際のコースでは、ドライバー・アイアン・ウェッジ・パター、これら4種類のショットを打ち分けます。そのため、それぞれのショットをある程度打てるようになっておく必要があります。目安としては
ドライバー:10球打って6球が前に飛び、距離もある程度出る。
アイアン:10級打って8球が前に飛び、距離もある程度出る。
ウェッジ:20ヤード刻みで打ち分けるなどの練習を行い、バンカーも練習している。
パター:パターマットで3回連続カップインぐらいできる
これくらいのスキルが身につけば十分です。
また、コースの長さの目安は
男性の場合「パー4(基準打数4打):251~470ヤード」
女性の場合「パー4(基準打数4打):211~400ヤード」
です。パー3やパー5になるともちろん長さは変わりますが、基本的には、4種類のショットを打ち分けて、これくらいの長さのコースを、回ることになります。
これらのコースを回るために、コースデビューの前には
男性の場合「ドライバー:200~260ヤード、7番アイアン:120~150ヤード」
女性の場合「ドライバー:150~200ヤード、7番アイアン:65~120ヤード」
くらい飛距離を出せるようになるよう練習を積んでおくと良いでしょう。
最低限抑えておきたいルール
ルールが分からなければ、たとえショットが打てるようになっていても、困る場面はたくさん出てきます。コースデビュー前に必ず1冊は「ゴルフ ルールブック」を購入して、ひと通りのルールはおさえておきましょう。
また、スマートフォンアプリでも、ゴルフのルールを解説してくれるゴルフアプリがいろいろとあります。プレー中でも気軽に使えてとても便利なので、ぜひダウンロードしてみて下さい。
iPhoneをお使いの方はこちら:
『ゴルファーなら、いれておきたい!最新iPhoneゴルフアプリ10選』
Androidをお使いの方はこちら:
『ゲームやニュース、実戦でも使える!Androidのおすすめゴルフアプリ10選』
コースを予約するときに気を付けること
初心者向けのコースがおすすめ
ひと言で「ゴルフ場」と言っても、初心者向けの易しいものから、上級者向けの難しいものまで様々です。初めての方には、フェアウェイが広くて平ら、OBや池が少ないなどの「初心者向けコース」がおすすめ!「初心者向けコース」でネット検索すると、レベルに合った良いコースが見つかるかもしれません。
できるだけキャディをつける
キャディは、状況に合ったクラブを手渡してくれたり、打ち方やコース読みのアドバイスをしてくれたり、分からないルールを説明してくれたりと、様々なシーンでプレーのサポートをしてくれる存在。キャディをつけることは、安心してプレーできるだけではなく、スキルアップの近道にもなります。
過去記事でも、キャディをつけるメリットやキャディのつけ方などを詳しく説明していますので、合わせて読むことをおすすめします!『初心者には特におすすめ!キャディをつける4つのメリット』
通常より短いコースやプレーの仕方もある
18ホールを回り切るのに必要な時間は、なんと18時間!! 体力に自信がない方や、1日18ホールをいきなり回れるか不安という人には、「ハーフプレー(9ホールのみ)」や、ショートコースという選択肢もあります。まずはお試しで、短めのコースにしておくのもいいかもしれません。
コースデビュー前日に気を付けたいこと
時間
いろいろな準備があるため、コースには開始1時間前に到着する必要があります。何時に到着すればいいのかを必ず確かめておくこと、そしてその時間から逆算して「何時に起きて何時に家を出るか」まできちんと想定しておくと、当日の朝ばたばたしなくて良いですね。
持ち物
『初めてのゴルフコースデビュー!絶対外さない服装と持ち物』是非チェックして下さい。
ボールとティは予備で多めに持っていくのがベター。また、シャワーをするかもしれないので、着替えも準備しておくことをおすすめします。
早めの就寝を!
初めてのコースデビューは心身ともに疲れることが予想されます。それに備えて、前日は早めに体を休めましょう!お風呂後のストレッチで体を慣らしておくと、怪我のリスクが下がったり、疲れが軽減したりする効果があるので、ぜひトライして下さい!
コースデビュー当日
準備運動は欠かさずに
ゴルフ場についたら、プレーの前に必ず準備運動をしましょう!特に、ゴルフでよく使われる腰や肩甲骨を動かしておくことが大切です。素振りをしてイメージトレーニングも良いですね。
練習グリーンを使って練習を
ゴルフ場には、パットの練習ができる練習グリーンがあります。それを使って、打つ感覚や芝の感覚をつかんでおくと、実際のコースでも活かせるはず。
周りから急かされる可能性大!
初心者は、コースでもたついて後発グループから急かされることも多いのも現実。自分のペースで打てないのがコースとこれまでの練習との決定的な違いになります。周りへの配慮の意識はもちろん大切にしつつも、その一方で、焦って走って無駄に体力消耗したりしないよう気を付けて下さい。
スコアが悪くても落ち込まないで!
理想通りのプレーができない・思っていたよりスコアが伸びないというのはコースデビューあるあるです!今大活躍中のプロだって多くの人が経験してきた道。落ち込みすぎずに、その反省を次に活かしましょう。コースに出て打った経験を積んだだけでも、コースデビュー前の自分よりは前に進んでいますよ!
マナーは大切に!
プレーが始まるときと終わるときには、一緒にプレーする人やキャディさんに挨拶やお礼を言うことを忘れないで下さい。自分も周りも気持ちよくプレーできると、コースデビューがよりポジティブな思い出になるはずです。
おまけ!コースデビューに持っていきたいお役立ちグッズ
虫さされ防止スプレー
自然の中なので虫には注意!スプレーでしっかり虫さされ予防をしておきましょう。
日焼け止めクリーム
コースによっては日陰がない場所もあります。秋冬になっても紫外線は降り注いでいるので日焼け止めを塗る・こまめに塗りなおすこと。女性は特に意識をした方が、美容のためにもいいですね。
サンバイザーやつば付帽子
直射日光だと想像以上にまぶしいです!ぜひ準備をしておきましょう。
いざ、コースデビュー!
・コースデビュー前に最低限必要な知識やショットのスキルは身につけておく
・持ち物の準備、身体の準備、気持ちの準備をしっかりと!
・初めてですべて上手くいく方が不思議。失敗も含めてすべて次への学びに!
・マナーや礼儀、周りへの配慮は忘れずに
これからのことを胸に、ドキドキのコースデビューを楽しんで下さいね!