打ち方も覚えて、いざプレー。
ショットはしたものの大きく反れてOBになってしまった!「これってどうなの?何打罰?」など、シチュエーション別でお答えします!
ティーインググラウンドでのペナルティ
各ホールの第一打を打つエリアでのショットのことを「ティーショット」と言い、ティーショットを打つ場所をティーグラウンドと言います。
1. ティーショットが二度OBになってしまった・・・合計2打罰(1OBにつき1打罰)
OBは何度しても失格にはなりませんが、1回につき1打罰。OBの場合は、もう一度同じところから打ち直さなければいけないので、実質+2打となります。
※OBとは、アウトオブバウンズ:コース外のプレー禁止区域のこと
2. 素振りやアドレス中にボールがティーから落ちた・・・無罰
素振りやアドレスでボールが落ちても無罰です。再度ティーアップをして打ち直しましょう!
但し、素振りしたクラブがボールに当たって落ちた場合は、打ったことになります。
※アドレスとは、ゴルフボールを打つために構えること
フェアウェイでのペナルティ
フェアウェイとは、ティーインググラウンドからグリーンの間の短く芝が刈られたエリア。
3. ロストボールをしてしまった時・・・1打罰
ロストボール後は、直前のショットを打った場所とできるだけ近いところにボールをドロップ(池や修理地にボールが入った際、ルールに従いボールを拾って肩の高さから落とすこと)して、プレーを続行しますが1打罰です。
ロストボールの場合、最後にショットした場所から打ち直すので、実質+2打のダメージが
あります。なるべくロストボールはしたくないですね。
※紛失球。打ってから5分以上経っても見付からないボールのこと
4. スイングの前に邪魔な枝を折った時・・・2打罰
飛ばしたい方向にある邪魔な枝を折ったらペナルティの対象となります。ただし、スイングしたクラブが当たって枝が折れてしまった場合は無罰です。
スイングの区域を改善するために枝を折る・枝をどけながらスイングする等の、意図的にスイング区域を改善してしまうと2打罰です。
※競技では、このような事例が起きた場合、現場の状況を検分して、その区域が改善されたのかどうかの事実を判断し、裁定されます。
5. 自分のボールを蹴ってしまった・・・1打罰
自分のボールを動かしたら1打罰で元の場所にリプレース。そのまま打つと、2打罰になります。
※リプレース(replace):ボールを元の場所に戻すこと。
また、ボールが動いた時の対応は、大きく3つのポイントを押さえましょう。
ボールを動かした理由によって分かれます。
6. ボール手前の芝を足で踏み慣らす・・・2打罰
ライの改善をしたとみなされる、草を押し付けたりむしったりする行為は2打罰。
ハザードでのペナルティ
ハザードとは、バンカー(砂に覆われたくぼ地)やウォーターハザード(被いのない水路や水域を指し、湖・池・川などを指す)の障害物の総称。
7. バンカー内でクラブヘッドをソール
バンカー内のボールを打つ時に、ショット前にクラブヘッドや手で砂に触れると2打罰です。
※但し、ボールがバンカーに完全に埋まってしまった場合は、ボールの一部が見える程度に砂を取り除くことができ、その場合は無罰です。
8. 全面水浸しのバンカーにボールが入った
そのまま打つかバンカー内にドロップする場合は無罰ですが、アンプレヤブルを宣言して、ホールとボールを結んだ後方延長線上にドロップした場合は1打罰になります。
※アンプレヤブル(unplayable)とは、物理的にボールを打つことが難しい場合、球がウォーターハザード内以外の所にある場合は、プレーヤーは、自分の球をアンプレヤブルとみなすことができ、救済を受けることが出来ます。
アンプレヤブルを行う時
アンプレヤブルであると宣言をして、以下のいずれかの方法をとります。
(1) ホールとボールを結んだ後方延長線上にドロップをして、再開。
(2) ゴルフボールがある地点から2クラブレングス(ゴルフクラブ2本分)の範囲内にドロップする。ただし、ホールにボールが近づいてはいけない。
(3) ゴルフボールを打った一番近い地点から打ち直す。ティーショットの場合は ティーアップ 可
その他にも、細かな罰則や、罰則の無い行為がいろいろと規定されていますので、初めは熟練者と一緒にラウンドするか、ルールブックを持ってラウンドすることをおすすめします。
ルール改正、ゴルフ場毎のルールもありますので、必ず最新のルールブック等を確認してから始めましょう!
はじめはルールが多くて大変ですが、「あるがままの状態のボールを受け入れ、最初に打ってから、カップにボールが入るまで何回打ったかでスコアが決まる」が基本。
実践と共に少しずつ慣れていきましょう!