欧米を中心に世界で30カ国以上がする新しいゴルフを知っていますか?
それは「フットゴルフ」と呼ばれる、スポーツ。ゴルフといっても、ゴルフボールではなく、サッカーボールを使います。日本でも話題で日本代表もいるほど。世界でも大規模な大会が行われているほど、話題のスポーツ、「フットゴルフ」
そこで今回は、フットゴルフの概要や歴史、ルールや道具などを紹介します!
フットゴルフとは?
フットゴルフを一言で表すと、「フットボールとゴルフを合わせた新しいゴルフ」です。イメージとしてはサッカーボールを蹴ってゴルフするような感じ。
2009年にオランダでルール化され、2012年にはハンガリーで第1回ワールドカップが行われるなど、急速に世界で普及しています。
歴史を時系列で整理すると、
- 2009年 オランダでルール化
- 2012年 フットゴルフワールドカップがハンガリーで開催される
- 2012年 6月にFIFG(国際フットゴルフ連盟)が設立
- 2014年 2月に日本フットゴルフ協会が設立
- 2014年 4月に第一回フットゴルフジャパンオープン
- 2016年 1月に第2回フットゴルフワールドカップがアルゼンチンで開催
- 2017年 3月にFIFGフットゴルフワールドツアーが開催
この急速な成長はスポーツ業界の中でも、一番早い発展だと言われています。
フットゴルフの精神・ルールとは?
フットゴルフの精神とルールを紹介します。
フットゴルフの精神とは?
フットゴルフには「守るべき精神」があります。それは、プレイヤーひとりひとりに対して、常に規則に則ってプレーしなければならないということ。
礼儀正しさとスポーツマンシップを常に持って立ち振る舞うのがフットゴルフ。サッカーだと時々、白熱したシーンが見受けられますが、フットゴルフではゴルフ特有のマナーが取れ入れられています。
フットゴルフのルール
フットゴルフは9ホールまたは、18ホールのコースをラウンドします。ほとんどレフェリーの立会いなしに試合が行われます。
試合の流れは以下の9点です。
- 自分のボールだと分かるようにボールに数字を書く
- スコアカードを見直して、順番を待つ
- ボールは一挙動だけで動かすこと。蹴る前の足はボールから後ろに離れていなければならない
- 蹴ったボールは止まるまで待つこと
- ボールをキックオフ(ティーオフ)する。キックオフの順番は、前ホールのスコアをもとに決められる。前のホールで一番良いスコアを記録したプレーヤーが次のホールの最初にキックオフする
- 蹴る前のボールは動かさないこと。障害物から移動させるなどは認められない
- カップから一番遠い位置にいるプレーヤーがはじめにボールを蹴る
- ボールがウォーターハザードに落ちたら、ハザードに入ったと思う地点の一番近い場所から2歩以内にリプレースし、1打罰を受ける。また、1打罰を受けたら、受ける前にキックした地点にボールを置いて再開する
- グリーン上だけ、ボールをピックアップし、汚れを落としてリプレースが可能。その後、カップの距離に関わらず、完全にホールアウトしなければいけない
フットゴルフに使う道具
ゴルフウェアを着用してサッカーをするため、道具は非常にシンプルです。以下の2点だけとなります。
サッカーボール5号球
大きさは5号球と定められています。それ以上、それ以下は認められていません。
ゴルフウェア
フットゴルフはゴルフウェアを着用して試合を行います。
- ハンチングキャップ
- 襟付きシャツ
- ゴルフ用のズボンもしくは短パン(女性の場合は短パンかスコート)
- アーガイル柄のニーハイソックス
- インドア用もしくはターフサッカーシューズ
以上、5点が正式なウェアとなります。サッカーウェアやサッカー用スパイクは認められません。
まとめ
フットゴルフについてまとめると、
- フットゴルフはフットボール(サッカー)とゴルフの融合
- プレーヤー同士が礼儀正しさとスポーツマンシップに則ってプレーすること
- ゴルフウェアを着用し、決められたルールのもとプレーすること
日本大会だけでなく、世界大会も行われるほどの人気ぶりのフットゴルフ。全国10箇所でフットゴルフが可能なので、フットゴルフを始めたい方は、ぜひ、挑戦してみてくださいね。