2017.08.28

バンカーの歴史を紹介。いつからゴルフコースにバンカーが導入されたの?


bunker

ゴルフをプレーするときに障害物としてあるのが「バンカー」です。砂で出来た大きな穴なので一度ハマると厄介。

 

ゴルファーが嫌うバンカーですが、あなたはバンカーの歴史を知っていますか? 実はバンカーは元から砂だったわけではありません。

 

今回はあまり知られていないゴルフのバンカーの歴史と、ゴルフコースに導入されたのは、いつなのかなどを紹介します。

 

元々、バンカーとはどのようなもの?

バンカーとはゴルフコースが出来てからつくられたものではなく、初めは自然にできたもので、スコットランドの当時の地形や、荒れた土地の変化によって起こったものです。

 

有名なゴルフ場である「リンクス」は海岸線沿いの街で、特有の寒い風から羊を守るために、自然に発生した砂のくぼんだ場所に避難させていました。

 

バンカーという名前の由来は、16世紀のスコットランド語の ”bonkar”(ボンカール) から。当時のスコットランドでは、石炭貯蔵をするための穴蔵を持っていて、それをボンカールと呼んでいました。

 

つまり、元々は当時の人々の生活のために使われていた穴だったのです。

 

バンカーがコースに導入された時

元々、寒い風から身を隠すために必要な穴だったボンカール。しかし、この土地を約15世紀頃にゴルフ場とすることにしました。

 

大きく開いたボンカールを埋め立てようとします。けれども、草を生やすにも何年もかかりますし、土を入れるにも大幅な時間が必要です。また、そのためには多くの労力も必要になります。

 

困った地元住民たちは、代わりに砂を入れたのです。そして、砂が入ったボンカールがバンカーとなった瞬間でした。

 

そして、リンクスが完成したのち、1812年には正式にゴルフ用語として「バンカー」が誕生しました。ゴルフ規則であるロイヤル&アンシエント(Royal & Ancient rules)に載ったことから、世界中に言葉が広まったのです。

 

バンカーの種類

バンカーはグリーンまでの進路を妨げるように設計されているのです。バンカーには「フェアウェイバンカー」「グリーンサイドバンカー」「ウェイストバンカー」の3種類のコースがあります。

 

「フェアウェイバンカー」は、主に「パー4」と「パー5」のホールでティーショットがバンカーに集められるように設計されています。主にフェアウェイの真ん中か側面に位置しています。

 

「グリーンサイドバンカー」は、3番ホールでティーショットとロングホール上に、アプローチショットを集められるように設計されています。

 

「ウェイストバンカー」は自然の砂地で、フェアウェイバンカーやグリーンサイドバンカーのような危険なバンカーではなく、ボール周りの障害物を除くためのものです。ちなみに「リンクス」でも見られます。

 

まとめ

バンカーのことをまとめると、

  • バンカーの発祥は世界最古のゴルフコースのリンクスから
  • 元々、スコットランドの寒い風除けのため
  • バンカーには3種類ある

 

ゴルファーを悩ませるバンカーは、コースごとにボールをバンカーに誘うように設計されています。だからこそ、ゴルフは一筋縄ではいかないスポーツだと言えます。バンカーがあるからこそ、ゴルフがより一層、楽しくなるのです。


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