暑い夏でも快適なプレーは最高のリフレッシュ!
しかし誰しもが避けたい熱中症。楽しい思い出は楽しいままするためにも、準備は万全に。
今回は、夏でも楽しくゴルフをするための当日のアイテムや、日頃の習慣をご紹介します。
熱中症と日射病や熱射病って何が違うの?
熱中症と、日射病や熱射病の違いについてご紹介します。
・熱中症
熱中症の原因はカラダに熱がたまってしまっている状態。つまり体温調節が上手くいっていない時の状態です。そのため、カラダに熱がたまらないようにすることが非常に重要になります。
熱中症は、暑さによって引き起こされた症状の総称であるため、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病が含まれます。しかし日射病は医学用語として正式には認められておらず、太陽の光によっておきる障害のみしか含まないので熱中症には該当しません。
・日射病
俗にいう日射病とは、炎天下のときに、スポーツや激しい労働などをして発汗を大量にした際に起こりやすいもの。体内から水分が不足をすることによって、心臓から血液量が減少をし、脱水症状になってしまう状態です。
吐き気や目眩、全身の倦怠感が主な症状として表れます。
・熱射病
熱中症のひとつである熱射病。体温の上昇によって脳の機能に異常をもたらし、体内の水分や塩分が著しく不足をしてしまったときのこと。意識がなくなることもあり、最も死の危険がある緊急事態の症状です。顔は青白く、大量の汗が出ます。夏場のみならず、冬場の暖房が強い部屋で汗をかいたときにもなり得ます。
熱中症に関する知識
・なりやすい時期
梅雨あたりの5,6月頃から発生し、ピークは真夏の8月です。梅雨明けで急に暑さが始まると、カラダがなかなかついていけずに体温調節が上手くいかなくて熱中症になってしまう場合もあります。
体内で熱が発生することによって引き起こされる熱中症は、ピークの夏場に関して、高い気温や高い湿度の日が特に注意が必要です。
・なりやすい年代
主に子供と高齢者。違和感に気がつけず、自分の体調の変化を人に伝えることができないこともある子供や、体温調節機能の低下やカラダの水分量が少なくなってしまった高齢者の方は特に注意が必要です。
ゴルフコースを回る際に、高齢の方やお子様がいたらなるべく気にかけて水分補給の摂取を配慮できると良いですね。
・こういう人は特に注意!
様々な要因がありますが、寝不足や栄養バランスのよい食事が摂れていない/食事を抜きがちなど、生活習慣がよくない人。もしくは胃腸が弱い人。
夏場、朝に食欲が進まないことも多いかもしれませんがそのようなときは消化によいバナナやカステラなどを少量でも食べましょう!
また、二日酔いなどの体調を崩している場合に加え、太り過ぎな人も水分コントロールが普通の人よりも上手くいかないことがあるので注意が必要です。
熱中症の対策予防
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塩分&糖分を入れることで効率upの予防
女性はつい糖分を気にして水のみにしてしまいがちですが、発汗時には塩分や糖分も一緒に排出されるので、熱中症に陥りやすくなってしまうので注意が必要です。ダイエット中の方は運動後に塩分や糖分の摂取を意識してみましょう。
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スタートの30分前に摂取すること
喉が乾いてからの摂取だと、水分補給のタイミングとしては少し遅め。余裕をもって、予め水分や塩分&糖分を事前にカラダにチャージしてゴルフに挑みましょう!
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通気性&吸湿性のある服装で
スポーツウェアは綿やポリエステル素材など、通気性や速乾性、吸湿性のあるものを選びましょう。
また、黒や紺などの重いトーンの色は熱を吸収しやすいので極力避け、白やパステルカラーなどの熱を反射しやすい色をセレクトがおすすめ。その方が気持ちも明るくなりますよね。
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キャップをかぶる
頭部に直射日光があたると、直射日光があたって頭部の温度が上昇し、体温も全体的に上がりやすくなってしまいます。
ただし蒸れないようにすることも大切なので、日陰では外すなど適宜対応しましょう。
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日傘を持つ
遮断効果をチェックして、UVカットの生地なことに加え、一年中使うためにポイントなのが骨の太さ。風が強い日のためにシャフトの強度も欠かせません。
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冷湿布アイテム
冷たさを感じるメントールが含まれる冷湿布。ちょっと危ないかな?と思った時用に持っておきましょう。捻挫や打撲時に加え、夏場は氷嚢などでアイシングをした後に冷湿布をすると、熱のためこみを抑える効能が期待できます。
プレー後は、アイスノンやネッククーラーを首に巻き付けることもおすすめです!プレー中はマナー違反になってしまうので、注意してくださいね。
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日頃の体調管理(平日は冷房の環境にいる人は注意!寝不足も)
体力消耗が激しい夏場は、睡眠や栄養バランスなど常日頃の生活習慣が大切です。特に仕事でオフィスワークの方は、冷房の効いている部屋に長時間いるため、日中の暑さにカラダが慣れていないことが多いです。
ゴルフは朝も早いので、睡眠不足にならないように配慮をしましょう。
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移動は乗用カートor ゆっくり歩き
コース内の移動では、日頃あまり運動をしない方だと乗用カートを使用することもおすすめです!もしくはゆっくり歩くなどして、カラダへの負担をなるべくないように気をつけましょう。
熱中症になってしまったときに
・まずは涼しい場所へ移動
木陰や日差しの当たりにくい場所へ移動しましょう。このとき締め付けるような衣服は緩めることも大切です。
そして首の前の部分、脇の下、足の付け根をタオルやハンカチなどでくるんだものや氷嚢で冷やしてください。
・冷たい水分を補給する
熱を溜め込んだ体内を冷やすためには冷たい水分を。このとき、塩分や糖分の入ったスポーツドリンクがベストです!
・食べ物はスタミナのつく食事を!
牛肉、豚肉などビタミンBが多いスタミナをつけるメニューを。にんにくも一緒に摂ることで、アリシンというビタミンB1の吸収を高める効果も得られます。けれど何よりバランスのよい食事を心がけてくださいね!
・症状が回復しても、必ず病院へ!
回復したつもりでも、再発の可能性や体内に影響が残っていることがあります。
念のため、専門家のもとへ診てもらいましょう!
今回のポイント
- 日常生活の中でも室内との温度差によってなりやすいので注意!
- 通気性&吸湿性のある服装を
- 当日は健康状態の管理と、服装で日焼け対策
熱中症とはカラダに熱がたまってしまっている状態、ポイントはカラダに熱がたまらないようにすることです。
暑さも吹っ飛ばす楽しさはしっかり準備したときに味わえるもの!
健康にいいスポーツを万全の対策で楽しみましょう。