皆さんは「パークゴルフ」をご存知ですか? 実際にプレイされた方もいれば、初めてその名前を聞いたという方もいるかもしれません。パークゴルフは、ゴルフクラブ1本とボール1個、あとはティが1個あれば始められる、お手軽なゴルフ風スポーツなのです。子どもからお年寄りまで楽しむことができるパークゴルフ、そのルールや楽しみ方をたっぷりご紹介します!
パークゴルフってどんなスポーツ?
公園でも手軽に遊べるゴルフ風スポーツ
パークゴルフは、ゴルフと同様、芝のある場所でボールを打ち、カップインするまでの打数を競うスポーツです。公園でも手軽に遊べるような競技ということで、名前に「パーク」が入っています。
「ゴルフ風」の理由
競い方はゴルフと同じですよね? でもあくまで「ゴルフ」と「パークゴルフ」は異なるスポーツです。違う点はいくつかあります。例えば、パークゴルフでは、ゴルフのように球を高く打ち上げることはしません。パターのように、ボールを転がしてカップインを狙います。
ゴルフは、コースデビューの前に必ずドライバーやアイアンショットをきちんと打ち上げて飛ばす練習が必要。その点、パークゴルフは難しい技術が必要ないので、誰でも始めやすいのが特徴です!
他にも、ルールや道具、打ち方など、ゴルフとは異なる点がいろいろありますので、次の章で詳しくご説明しますね。
パークゴルフをする前に抑えたい基礎知識
・パークゴルフに必要な道具
最初にも書いた通り、パークゴルフでは、ゴルフクラブ1本、ボール1球、ティ1個があれば最低限の道具はOKです。これらの道具はパークゴルフ場でレンタルできるところも多いので、ゴルフのように何本もクラブを用意しなくても、手軽に始めることができます。(レンタルが可能かどうかは、事前に必ず確かめて下さいね!)
もし道具を自分で購入したい場合は、ゴルフとパークゴルフでは違いがあるので気を付けて下さい。クラブは、重さ600g以下、長さ86cm以下、ヘッドは木質という条件があります。ボールはプラスチック製で、重さは80~95g、直径6㎝。ティは長さ2.3cm以下、弾性ゴムでできたものを準備して下さい。
人数
プレイする人数に制限はありませが、一応「3~4人がベスト」だと言われています。
コース
コースは9ホールを基本として、標準打数は1ホール3~5打で、9ホールでの合計打数を33とします。1コースは最長でも100mなので、グラウンドゴルフよりも短くて回りやすいのが特徴。
また、中にはOBゾーンやバンカーがあるコースも存在しているので、パークゴルフに慣れた人や少し難しいコースにチャレンジしてみたい人は、そういったコースを選ぶと楽しいかもしれません。
パークゴルフ場は、日本国内だけでも1000箇所以上あるので、住んでいる地域の近くにもあるかもしれません。都内から電車で手軽に行けるのが嬉しいのが、東急ゴルフパークたまがわ(http://www.tokyu-sports.com/golf/tamagawa.html)。多摩川の河川敷沿いに7ホール設置されたパークゴルフ場で、多摩川からの気持ちいい風を浴びながらパークゴルフを楽しむことができます。
時間
9ホールを回っても、所要時間は1時間弱!ゴルフよりもかなり短い時間で楽しめるお手軽さが、パークゴルフの魅力の1つです。
パークゴルフの基本ルール
ここでは、パークゴルフのプレイを進める際の基本ルールをご説明します。
打順の決め方
最初のホールだけ、じゃんけんまたは抽選で打順を決めます。2打目はボールがカップから遠い順、次ホールからは前ホールの成績が良かった順となります。
勝敗の決め方
パークゴルフの勝敗の決め方には「ストロークプレー」と「マッチプレー」、2種類あります。
「ストロークプレー」は、ボールを打ったストロークの合計打数を競う方式。こちらの方が一般的で、馴染みのあるルールだと思います。一方の「マッチプレー」では、対戦ホール毎に勝敗を競って、すべてのホールを回り終えたときに合計勝利数が多い方が勝利となります。
ペナルティになるケース
ボールの位置を勝手に変えて打ったり、OBや池に入ったりしてしまった場合は、2打加算のペナルティとなります。
空振りした場合
万が一空振りをしてしまっても、それは1打としてカウントはされません。
コースに障害物があった場合
コース上の石や枝などの障害物取り除くことや、その際に障害物がボールにあたってボールが動いてしまったとしても、それはルール違反にはならなりません。打った後は、障害物は元の位置に戻します。
他の人のボールが邪魔だった場合
一時的にそのボールをマークしてもらって、ボールを動かしてもらってOKです!
ぜひパークゴルフを楽しんで!
誰でも手軽に始められて楽しむことができるパークゴルフ、いかがでしょうか?
・通常のゴルフとは異なり、「転がしてカップインを目指す」という競技
・道具の準備が少なく、ゴルフ場でレンタルできる場合は手ぶらでもOK
・ゴルフとは違う細かいルールもいろいろあるので、勉強しておくとより楽しくプレイできるかも!
ご家族や友達同士でも、ゴルフの経験がない方でも、ぜひこの機会にパークゴルフを始めてみて下さいね!